依頼殺到の宿題代行サービス 気になるお値段は?! [社会]
では宿題代行サービスってどれくらいの価格なのか?
料金の相場はこんな感じです。
宿題代行サービス「株式会社 ジーニアスアシスト」さんの料金によると、以下のような単価です。
以下、引用。
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・事務所での宿題や課題の質問対応・・・無料
(幼稚園)
・各種創作・作業・宿題 ・・・要相談
(小学生)
・国語や算数などの各種ドリル ・・・1冊:6,000円~
・作文・読書感想文などの文章創作 ・・・1文字:6円~
(読書感想文の場合、+500円)
・英文翻訳・・・1文(ピリオド1つ)ごと:50円
・ポスター&イラスト作成・・・1作品:15,000円~
(※あまりにサイズが大きい場合、料金は応相談。)
・工作代行 ・・・立体作品 1つ:6,000円~
(※材料費は別途)
(中学生)
・国語や数学などの各種ドリル ・・・1冊:7,000円~
・作文・読書感想文などの文章創作・・・1文字:7円
(読書感想文の場合、+500円)
・英文翻訳・・・1文(ピリオド1つ)ごと:100円
・ポスター&イラスト作成・・・1作品:18,000円~
(※あまりにサイズが大きい場合、料金は応相談。)
・工作代行 ・・・立体作品 1つ:6,000円~
(※材料費は別途)
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絶対に手が出ないというほど高額ではないため、
手軽に依頼してしまいそうですね・・・。
また大学生もこの時期は休暇でバイトをやりたい時期。
なので、簡単で単価がいいバイトということで非常に人気となっている。
ある人にとっては、確かに工作、図工は苦手かもしれないが、
芸大の人にとってはお手の物。
少し下手に作れば、いかにも本人が造ったかのように演出できる。
しかし、このバイトの魅力は何も単価ではない。
その本当の理由は、単価がいい上に、
家庭教師のように、直接子供たちと必ずしも接することなくできる点。
私も塾講師をやっていたため共感する点だが、
小学生、中学生はとにかくおしゃべりがしたい。
宿題よりも先生はいつも何してるの?どこに住んでるの?
何が好きなの?先生~先生~あのね~あのね~
とにかくやるべきことが進まない。
こちらの思い通りに行かず、フラストレーションが溜まってしまう。
この代行サービスは塾講師や家庭教師と異なり、
時給制ではなく、出来高制。
つまり、自分でどんどんやってしまえば、やった分だけ儲かるってお話です。
そりゃ、人気が出ますよね~w
■ この事業の賛否
確かにこの仕事はユーザのニーズに応えるサービスでしょう。
ビジネスとして成立するその構図も理解はできます。
ただ個人的に違和感を感じるのは、「社会的に貢献する事業なのか」
言い換えると、「モラルの問題」でもある。
これまで現代の人は「便利さ」という大義名分のもと、
お金で人が本質的に必要なものまで奪い取ってきた。
確かに教育熱心な親が子供の受験勉強専念のために、
使いたい気持ちはわかる。
しかし、受験至上主義的な教育が本当にその子供の
長期的な益になるのだろうか?
子供のころに自分の目の前に立ちはだかる、
乗り越えなければならない課題に自分自ら
取り組んで、それを達成したときにはじめて
自信や満足感を獲得できるし、何よりその子供は 大人になって必要な責任感、それも自分自身に 対しての責任を取ることになる。
努力したから達成できた、褒めてもらえた、やってよかった。
そんな力を入れてやならなかったからダメだったのか
といういう風に、自分の行動に対して結果をコミットすること
これこそ、子供でも必要。
この重要なステップを誰も本人から取り上げるべきではない。
子供を育て、教えることを今日かなりの程度軽んじられている。
「子供に教えること」は「親の特権であり、責任」でもある。
何を教えてあげることが子供にとって最善の教育なのか を改めて考えるべきと思う。
タグ:宿題代行
2015-07-29 10:33
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