ウィンドウズ10 無償提供にまで踏み切った理由 [社会]
http://japanese.engadget.com/2012/04/16/windows-8-2-1-windows-8-pro-windows-8-rt/
Windowsが発売された当初はOSの価格だけでも
かなりの高額で本当にパソコンを購入することは
一大事だった。
しかし、時代は進み、ハードウェアも飛躍的に低価格になり、
今回のWindows10に関しては無償で提供されるという
何だか信じられない事態になってきた。
本当にこの戦略はだいじょうぶ?!と思っているユーザも多いはず。
その背景にはどんなものがあるのか?
■ Windows10 無償提供にまで踏み切る理由
なんと言っても「 Windows8 / 8.1の痛烈なまでのユーザからの批判・不評」
Windows7はXPからディレクトリ構造の変化もあったが
効率化アップ、大きなビジュアルデザインの変化もあり、
導入当初はいろいろ言われたが、最終的には好評な部類で
属する。
その後リリースされたWindows8は空前の大失敗作
Windows8のタッチベースのインターフェイスと伝統的な「デスクトップ」の消滅は
多くのユーザーにとって大不評だったし、私もそう感じた一人。
動的でかっこいいように見えるインターフェイスは恐らく
新商品を売り込む営業サイドとしては非常に魅力的に宣伝できたでしょう。
しかし、実際に企業で使用している人たちの実態は
『いつも業務でやっていることが特に支障がなくできる』という点が大前提である!
これまである企業で社内サポートのインフラチームでずっと働いてきたが、
Windows8が導入されたら、「これまで以上にサポートが大変だ・・・汗」
と悲観的だった。
わかっている人からすると、どうってことないが、
世の中のスタンダード、特に中高年世代のスタンダードはあまり向上しない。
例えば・・・
フォルダとファイルの差はわかっても「拡張子」はわからない。
「デスクトップにある●●というファイルをクリックしてもらえますか?」
すると、「デスクトップは今私、使ってますけど、どのことですか?」
※ ログイン時に表示されるデスクトップとコンピューターのジャンルとしての
デスクトップの区別が付かない
「ウィンドウを開いてもらえますか?」
すると、「???・・・(少し慌てた様子で)窓ならここは開いてますけど。」
※ 愕然・・・
などなど珍プレイが多い。
私は上記のような人たちにWindows8を使いこなせるはずがないと確信していた。
ただでさえよくわかっていないユーザにとって、
よく説明の軸になるデスクトップが無くなったことが大問題だった。
また、コンピュータが苦手な人にとって一番怖いのは
自分がよく理解しないうちに勝手にどんどん何かが進んで
いき、何がどうなっているのかわからない状態。
その観点がすると、スイスイ動く動的な画面は脅威だ。
あるときはデスクトップを表示されることができるが、
別のときには同じようにカーソルを合わせても表示されない。
こんなことが頻繁に起きたら、ユーザのイライラ指数の平均値は90ポイントでしょう
この2つの大失態はさすがのMicrosoft社も現実を直視するように促した。
もちろんこれ以外もたくさんの要因がありますが、
今回はひとまずこれだけにしておきます。
タグ:Windows10
2015-07-29 08:43
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