胃がんに内視鏡検査追加へ!胃がんの生存率とセルフチェック [健康]
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厚労省の「がん検診のあり方に関する検討会」が現在自治体で行なわれている胃がん検診で
新たに内視鏡検査の追加を提言することを決めたというニュースが発表されました。
その提言内容とは、X線、内視鏡ともに50歳以上を対象して、検診感覚は2年に1回とするというもの。
この検討会は厚労省にした提言の根拠として挙げていたのは、
最近の国内外の研究で、胃の内視鏡検査を受けた場合胃がん患者の死亡率が減少させることができたことだった。
しかし、それと同時に同検討会はこの提言を実現させる上での問題を取り上げている。
その指摘ポイントは内視鏡検査はX線に比べて費用が掛かる上に、
検査を行う医師や医療機関を確保することが課題としている点だ。
またその検査を実施していく上での安全管理も含めた体制整備が必要ともしている。
■ 胃がんの死亡率はどれくらい?
現在、胃がんは早期発見できれば90%以上の人が
5年後も生存するとされています。
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病期STAGE T1 :91.6% ※ 5年後の生存確率
病期STAGE T2 :72.8% ※ 5年後の生存確率
病期STAGE T3 :46.2% ※ 5年後の生存確率
病期STAGE T4 : 3.0% ※ 5年後の生存確率
(※ STAGE T4が最も悪化)
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胃ガンは肺ガンに次いで日本では2番目に多いガンです。
決して侮れません。
■ 胃がんの症状
セルフチェックできる項目はこちら。
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① 食欲不振,悪心・嘔吐
※ STAGE T1 に近い可能性あり
② 全身倦怠
※ STAGE T2 に近い可能性あり
③ 吐血・下血
※ STAGE T3 に近い可能性あり
④ 腫瘤(しゅりょう)触知
※ STAGE T4 に近い可能性あり
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誰しも自分はガンになるとは思いたくないと思います。
それゆえに上記の症状があっても
別の病気と思い込んですぐには病院に行かず、 早期発見が遅れてしまうことがよくあります。
例えば、胃がんも胃潰瘍もどちらも共通しているのは
背中に張りや痛みが生じるということです。
当然どちらも胃がキリキリしています。
明確なストレスの原因があればそれはストレスから来る
神経痛もしくは胃潰瘍と判断できるかもしれません。
しかし、50代以降は必ずしもそうではありません。
まずは食欲がなくなったら、ダメもとでいいので、
病院で検査してもらうのが最善です。
そうした観点からも、今回検討会が提言した
内視鏡検査を追加する提言が早期に実現してほしいと思います。
2015-07-30 21:45
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